喜楽亭ドリル 戦後カットされた小津の映画
父ありき - Chichi ariki - There Was a Father (1942) Yasujirô Ozu
四ノ間「子どもたち」の小津安二郎映画が紹介される際、作中から戦後削除されたシーンの紹介があります。
映像で紹介されているシーンは、多くの箇所の一つだと思われるのですが、四ノ間で紹介されているのは、出兵する息子を送る際の「正気歌」は、日露戦争で軍神とされた広瀬武夫の漢詩。
海ゆかばが流れるラストシーンも戦後カットされたそうだ。GHQの検閲でカットされたそうだ。(小田原のどかさんのGHQの銅像に対するインタビューを思い出す)。
YOUTUBEで、父ありきを観ることができるようですがカットされた物だと思われます。(94分が86分になっている)