あいちトリエンナーレ2019 私的ガイド 

私的にあいちトリエンナーレのご案内をします。情報の詳細は公的なものでお確かめください。

豊田市美術館内の作品 T06ab,T07,T08,T09a,T10,T11

T00はトリエンナーレのマップにもある展示番号です。豊田市会場の作品は、すべてTで始まり11人のアーティストが参加していることが分かります。

豊田市美術館1階はクリムト展、関連グッズ売場のみで、トリエンナーレは2階から3階の階段を登って行きます。

通常の豊田市美術館は、階段を登り天井の高い展示室1からの鑑賞ルートが多いのですが、今回のトリエンナーレは逆方向になっています。いつも豊田市美術館にいらしている方は、注意です。f:id:aitori:20190825160049j:plain

こちらがトリエンナーレの入口。常設展と同じ入口方向です。

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 3階に向かう壁面にあるのが、アンナ・フラチョバーの作品。

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 彼女の作品は、美術館3階にもう一つあります。f:id:aitori:20190831115617j:plain

T07,T08と進み、T09高嶺格さんの望遠鏡にコインを入れて、中を覗くと映像作品を見ることができますのでぜひ。コインは備え付けです。

報道の方が先行していますが、一部展示内容が変更された作品。

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最後になる、T11のスタジオドリフトの作品は3階から見る景色と下から見上げる景色が異なります。天井が高い展示室の利点をよく生かしています。

当初は無かったのですが、9月になって寝転がってみれるように枕が用意されるようになりました。

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解説中にある「就眠運動」。

kotobank.jp

私たち人類の祖先も、古代にはそんな運動機能があったかもしれない。作品の下で長時間過ごしている方をみると、何か不思議なリズムに心地よさを感じていらしゃるのではと思います。

豊田市会場の作品は、喜楽亭以外は撮影可能なので、ドリフトの動画を見ることもできるようですが、実際に展示の下で上下運動したり、ライトが点灯したりする動きを自分の五感じることができるのが、芸術鑑賞の良さですね。

時には自分が受け容れがたい作品があるかもしれない。しかし、そこで色々な考えを知り、議論していくことで人は成長していくものだから、それを考えることができる機会を奪うことは誰も出来ないはずなのに。