あいちトリエンナーレ2019 私的ガイド 

私的にあいちトリエンナーレのご案内をします。情報の詳細は公的なものでお確かめください。

「クリムト展 ウィーンと日本 1900」と連携した低速自動運転の実証実験について 8月29日から31日

www.city.toyota.aichi.jp

digital.asahi.com

日時

令和元年8月29日(木曜日)~31日(土曜日)午前10時30分~午後3時30分
※8月29日(木曜日)午前9時から、名鉄豊田市駅周辺にて出発式を実施

走行ルート

名鉄豊田市駅(駅西側の太陽光充電施設内)~豊田市美術館 片道約1.3km

名鉄バス 豊田市「美術館北」の時刻表 180円

bus.ekitan.com

名鉄豊田市駅愛知環状鉄道豊田市駅の間にある(松坂屋やT-FACE前)のバス停から乗車する場合は、「赤池駅」「聖心両前」「三好」行きで。

帰りは「豊田市駅」行きに乗車ください。

180円です。

「美術館北」の行き先一覧 名鉄バス 路線バス - 時刻表|駅探

ただ、バス停↑から歩かなければなりません。東高を突き抜けてくださいね。

 

 

土日祝のみ限定 愛知環状鉄道新豊田駅から豊田市美術館バスの案内

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愛知環状鉄道 新豊田駅東側から豊田市美術館間の案内です。

バス停は新豊田駅のもの。地下道に降りる前にあります。前方には、小田原のどかさんの作品「T02c」がある新とよパークになります。

 

喜楽亭 作品 中日新聞より

<文化彩々> 記憶 

2019/8/5 夕刊

 真っ暗な和室。スクリーンに映る若い兵士の集合写真。芸術祭「あいちトリエンナーレ」で、シンガポールの作家ホー・ツーニェンさんの映像作品を見た。

 会場は愛知県豊田市の元高級旅館「喜楽亭」。画面に「草薙(くさなぎ)特攻隊」の文字が出た瞬間、忘れていた八年前の記憶がよみがえってきた。新人のころに豊田で勤務し、慰霊碑の保存活動をする元兵士の男性を取材したからだ。

 草薙特攻隊は、太平洋戦争の末期に豊田の海軍基地から出撃。何十人もの若者が戦死した。戦後、復員した海軍兵が慰霊碑を建て戦友をとむらった-。次々と記憶があふれてきた。「死んだあいつは、豪胆な男でしたよ」「ばかな戦争をしたもんです」。新人記者の質問に答え続けてくれた男性の言葉も。

 太平洋戦争やアジアにまつわる映像をつないだホーさん。「忘れ去られた戦中の記憶を呼び起こしたい」と語った。忘れられないためにと毎夏、戦争について記事を書きながら、その一つを忘れていた自分が情けなかった。

 会場の外に出ると、慰霊碑を取材した日と変わらない暑さが身に刺さった。今のところ「表現の不自由展・その後」の中止ばかりが世間の話題になっている今回のトリエンナーレのテーマは、「情の時代」。これも作品に感情をゆすぶられた、豊田でのひとときだった。

 (川原田喜子)